最終更新;2022.06.08 『革命』のエチュードOp.10-12 の解説記事を公開しました!

ショパン全作品一覧【その他の作品(ピアノ独奏曲以外)全5曲】

作品一覧
しょくぱん
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ショパン全作品一覧では,ショパンの全作品258曲を簡単に紹介しています。
各作品の詳細な解説はショパン作品解説にまとめていきます!

この記事では,ショパンのその他の作品(ピアノ独奏曲以外)全5曲をご紹介します

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ショパン全作品一覧【備考】

しょくぱん
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ショパン全作品一覧【備考】は全ページ同じ内容ですので,一度ご覧いただいた方は
目次など利用してスキップしてください!

難易度

難易度
  • 【1】アマチュアレベル
    ・ピアノのレッスンを継続的にがんばってきた小・中学生
    ・大人になってからピアノを初めた方
    など,アマチュアのピアニストでも演奏を楽しめるような作品。
  • 【2】アマチュアトップレベル
    アマチュアでも本格的に訓練を積んできた方であれば演奏可能な作品。
  • 【3】音大生レベル
    音大生でも演奏が難しいレベルの作品。
  • 【4】プロレベル
    プロでも演奏が難しいレベルの作品。
  • 【5】最高難易度

作品の演奏難易度というのは客観的に示すのは難しいため,
思い切って主観的に難易度を判定しました。

一般的なテンポで楽譜通り音を鳴らすメカニズムの難易度を,当サイト管理人の主観で判定しています。

メカニズムの難易度が低くても,音楽的に演奏するには高い表現力や構成力が必要な作品もありますが,
ここではメカニズムの難易度のみを判定しています

バラードやソナタなど演奏時間が長い作品は,難易度を1~2ランク上に設定しています

人気度

人気度
  • 【1】マイナー作品
    ショパン愛好家でないかぎり存在を認識していない作品。
  • 【2】レア作品
    演奏される機会の少ない作品。
  • 【3】隠れた名曲
    芸術性・音楽性・完成度が高い作品であるにも関わらず,比較的演奏される機会の少ない作品。
  • 【4】名曲・代表作
    演奏される機会が多く,人気の高い作品。
  • 【5】有名作品
    たとえショパンの作品とは知らなくても,誰もが聴いたことがある作品。

作品の人気度について,きちんと統計をとるのは難しいため,
当サイト管理人の独断で,各作品の人気度を判定しています。

演奏時間

一般的なテンポで演奏したときの,おおよその演奏時間を記載しています。

作品番号

  • 作品番号Op.1からOp.65までは,ショパン自身がつけた作品番号です。
  • 作品番号Op.66からOp.74までは,ショパンの死後に,フォンナタがつけた作品番号です。
  • WN整理番号は,ナショナル・エディション(エキエル版)で付与されている番号です。
    • ショパンが生前に出版しなかった作品に番号が付けられています。
      旧版と新版で一部番号が異なりますが,新版の番号を掲載しています。
    • 作品番号がつけられずにショパンの生前に出版された作品には,Dbop.がつけられています。
  • BI整理番号は,モーリス・ブラウンが作成した,作品目録の番号です。
  • KK整理番号は,クリスティナ・コピラニスカが,全作品を分類した整理番号です。
    • Ⅴa;個人所有などで入手不可能な作品
    • Ⅴb;ルドヴィカの作品目録に存在が確認される,失われた作品
    • Ⅴc;ショパンの手紙に存在が確認される,失われた作品
    • Ⅴd;フォンタナとスターリングの手紙から存在が確認される,失われた作品
    • Ⅴe;その他の出典から存在が確認される,失われた作品
    • Ⅴf;少年時代の作品

献呈

ショパンの時代の社交界・音楽界では「献呈」という文化がありました。

「献呈」とは作曲家が作品を特定の個人に捧げる行為です。
献呈者の名前は初版楽譜の表紙に明記されます。
お気に入りの作曲家や人気の作曲家の作品の表紙に名前が記載されることは,
大変名誉なことだったでしょう。

作曲家が貴族の保護なしには活動ができなかった時代です。
お世話になっている貴族へ献呈の打診をし,楽譜表紙に名前を入れて,初版楽譜を贈呈する,という貴族とのお付き合いは,昭和時代の日本のお歳暮やお中元のように欠かせないものでした。

ショパンが作品を献呈した献呈者をみると「~公爵」「~令嬢」「~男爵夫人」などと貴族の名前がずらりと並びます。

また,ショパンの時代には音楽家どうしで互いに作品を献呈しあうことで友情を深めるという付き合いもありました。
エチュードOp.10をリストに献呈したり,バラードOp.38をシューマンに献呈したりしています。

「献呈」は作品を出版する際に行われる行為です。

ショパン自身が生前に出版したOp.1からOp.65までの作品以外には,正式には献呈者が存在しないことになります。

しかし,ショパンが生前に出版しなかった作品であっても,特定の人物に贈呈されていることが多いですので,その場合は献呈者として掲載しています。その際は「※正式な献呈ではない」と注釈を入れています。

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ショパン その他の作品(ピアノ独奏曲 以外)【生前に出版された作品 3曲】

Op.8 BI;25 ヴァイオリン,チェロ,ピアノのための三重奏曲 ト短調

難易度 【3】音大生レベル
人気度 【1】マイナー作品
演奏時間 第1楽章;約11分 第2楽章;約7分 第3楽章;約6分 第4楽章;約6分

ショパン全作品一覧【その他の作品(ピアノ独奏曲以外)全5曲】
  • 作曲;1828年(18才)~1829年(19才)
  • フランス初版;パリ,M.シュレサンジェ,1833年出版。*出版年は1834年かも
  • ドイツ初版;ライプツィヒ,F.キストナー,1832年出版。*出版年は1833年かも
  • イギリス初版;ロンドン,C.ウェッセル,1833年出版。
  • 献呈;アントニ・ラジヴィウ公爵
  • 自筆譜;ワルシャワ,ショパン協会

ワルシャワ時代のショパンを引き立てていた貴族の一人,ポズナン大公国の総督だったラジヴィウ公に献呈されています。
ラジヴィウ公は自身も作曲をたしなむほど芸術に造詣が深く,チェロが弾けました。

音楽的な深みのある重厚な作品ですが,ショパン特有の霊感はあまり感じられない作品です。

ポーランドの大貴族,ラジヴィウ家のサロンにおけるショパンのコンサート
ポーランドの大貴族,ラジヴィウ家のサロンにおけるショパンのコンサート

Op.13 BI;28 ピアノとオーケストラのための,ポーランド民謡による大幻想曲 イ長調

難易度 【4】プロレベル
人気度 【2】レア作品
演奏時間 約15分

ショパン全作品一覧【その他の作品(ピアノ独奏曲以外)全5曲】
  • 作曲;1829年(19才) 1828年(18才)かも
  • フランス初版;パリ,M.シュレサンジェ 1834年出版。
  • ドイツ初版;ライプツィヒ,F.キストナー 1834年出版。
  • イギリス初版;ロンドン,C.ウェッセル 1834年出版。
  • 献呈;ヨハン・ペーター・ピクシス
  • 自筆譜;ジュネーブ,ポートメル図書館

やや退屈な場面もありますが,民族色の濃い面白い作品。
もっと演奏されても良い作品だと思います。

Op.65 BI;160 チェロソナタ ト短調

難易度 【3】音大生レベル
人気度 【4】名曲・代表作
演奏時間 第1楽章;約15分 第2楽章;約5分 第3楽章;約5分 第4楽章;約6分

ショパン全作品一覧【その他の作品(ピアノ独奏曲以外)全5曲】
  • 作曲;1846年(36才)~1847年(37才) *1845年(35才)~1846年(36才)かも
  • フランス初版;パリ,ブランデュ 1848年出版。
  • ドイツ初版;ライプツィヒ,ブライトコップフ・ウント・ヘルテル 1848年出版。
  • 献呈;オーギュスト・フランショーム
  • 自筆譜;パリ,個人所有

ショパンが書いた最後の大曲であるとともに,ショパンが生前に出版した最後の作品です。
1848年2月16日,パリでの最後の演奏会でも演奏されました。

ショパン最後の作品ということで評価の高い作品です。

ピアノソナタ第3番や幻想ポロネーズなど後期の大作では,泉のように湧き出てくる美しい楽想の数々が贅沢に盛り込まれていますが,チェロソナタでは楽想の枯渇を感じさせます。

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ショパン その他の作品(ピアノ独奏曲 以外)【作品番号をつけられずに生前に出版された作品 1曲】

WN;Dbop.16 BI;70 KK;IIb-1 チェロとピアノのための,マイヤベーアのオペラ「鬼のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲 ホ長調

※チェロパートはフランショームの作曲

難易度 【3】音大生レベル
人気度 【1】マイナー作品
演奏時間 約12分

ショパン全作品一覧【その他の作品(ピアノ独奏曲以外)全5曲】
  • 作曲;1833年(23才)
  • フランス初版;パリ,M.シュレサンジェ 1833年出版。
  • ドイツ初版;ベルリン,A.M.シュレジンガー 1833年出版。
  • イギリス初版;ロンドン,C.ウェッセル 1833年出版。
  • 献呈;アデーレ・フォレ嬢 ※正式な献呈ではない。
  • 自筆譜;パリ国立図書館

ショパンが生前に出版したにも関わらず,作品番号をつけなかった作品が7曲あります。
「鬼のロベール」の主題による二重奏曲は,そんな作品の一つになります。

ショパンが生前作品番号をつけずに出版した作品は7曲
  1. チェロとピアノのための,マイヤベーアのオペラ「鬼のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲
    1833年(ショパン23才)作曲,同年出版。
    チェロパートはフランショームが作曲しています。
  2. 変奏曲「ヘクサメロン」の第6変奏
    1837年に,リスト主催で5人の作曲家による合作の変奏曲「ヘクサメロン」が作られました。
    ショパンは第6変奏(最後の変奏)を担当しています。
  3. 3つの新しい練習曲
    1839年秋,モシェレスからの依頼で3つの新しい練習曲を作曲し,1840年には出版されています。
  4. マズルカ『ノートルタン』と『エミール・ガイヤール』
    1839年ごろから2曲のマズルカが作曲され,1841~42年に出版されています。

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ショパン その他の作品(ピアノ独奏曲 以外)【未出版の作品 1曲】

BI;69 3声のカノンの低音譜

難易度 【0】不明
人気度 【1】マイナー作品

メンデルスゾーンによる3声のカノンの低音パートということですが,詳細は不明です。

1832年4月の作曲であるとか,ロ短調であるという情報がありますが,確かなことはわかりません。

今回は以上です!

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