パソコンに向かってばかりで,最近腰が痛い・・・

今回はショパンとまったく関係のない話題です(なんと!)
ショパン愛好家の皆さまはスルーしてください。
ゲーミングチェアを買ったのですが,組み立て方をどこかに保存しておかないと忘れてしまうので,ついでに記事にしてしまいました。
ショパンデータベースを立ち上げて10ヶ月弱。
1998年(1997年だったっけ?)に『ピアノコンクールへ行こう!(今は『ピアノバカへの道』に改題&更新停止中)』というWebサイトを作成したときの心躍るワクワク感がよみがえり,
記事作成が楽しくて仕方ありません。
当時は一般家庭にようやくパソコンやインターネットが普及しはじめたばかりで,
インターネットを通じて日本中の同じ趣味の方たちと気軽に交流できることが新鮮でした。
クラシック音楽という共通の話題があるので,外国の方とも親しくさせていただきました。
電話線でネットに接続するため,通話料がかかるので,日中はネットに接続できません。
テレホーダイというNTTのサービスに登録することで,23時から翌朝8時までの通話料が月極の定額になるので,インターネットに接続するのは深夜だけでした。
日中はオフラインでのサイト更新や,前の夜にダウンロードしておいたサイトをオフラインで閲覧します。
ちょっとした写真を1枚,メールを1通,ダウンロード・受信するだけで,数十秒~数分かかりましたから,
テレホーダイの時間中にせっせとダウンロードしておいて,次の日の日中にオフラインでじっくりと見る,というのが習慣でした。
巡回するサイトを登録しておくとテレホーダイ中に自動でサイトを巡回してダウンロードしておいてくれるアプリ(当時の言い方だとパソコン・ソフトですね)を活用していました。
時計が23時になると同時にインターネットに接続。
市内のプロバイダのアクセスポイントへ接続する
プー
ピボパボピピバピプピポ
ピーピーピーピーヒョロロ~ロー
ピープピープーピーガガガ——-
というモデムが発する音を聞きながら,毎晩ワクワクしていました。
23時になり,インターネットに接続すると,ICQというメッセージ交流ソフトから「アッオー!」という怪鳥のような鳴き声が何度も聞こえてきます。
ICQというのは,現在のLINEのようなものです。
オープンな場所での掲示板やチャットでの交流がメインでしたが,仲のいい相手ができると互いにICQに登録をして,クローズドな場でメッセージのやりとりをしていました。
なお,このころのネット上の掲示板は匿名とはいえハンドルネームを登録して書き込むため,今と比べれば良識ある気持ち良い交流の場となっていました。
このICQですが,ネットに接続してICQを立ち上げると,登録している全員に通知がいくようになっていました。
その通知音が,「アッオー!」という奇妙な鳴き声だったのです。
当時交流していた方たちはほとんどが年上で,数歳年上のお兄さん・お姉さんから,何十歳も年上のご年配まで,大変かわがっていただきました。
「アッオー!」という通知音が聞こえるたびに,
「こんばんは!」「今日は何時まで起きてるの?」「酔ってま~す!」などと挨拶を交わします。
複数の人間と別枠でそれぞれ会話するのが普通で,
Aさんから「この前Bさんからこんなメッセージがきて腹が立ってるの」というメーッセージがきてやりとりをしている最中に,
Bさんから「Aさんが最近冷たいような気がするの」というメッセージがきたりもしました。
さらにCさんから「カプースチンの楽譜をとうとう入手したぜ!」というメッセージがきたりします。
Cさんからのメッセージを受けて,今度は自分からDさんに「知り合いがカプースチンの楽譜を手に入れたらしい!」とメッセージを送ったりすると,4人との同時進行のやり取りとなります。
誰かがメッセージを送るたびに「アッオー!」と元気よく教えてくれます。
4人同時となると,「アッオー!」「アッオー!」「アッオー!」といつまでも鳴きやみません。
さらには,「◯◯さんがオンラインになりました」という「アッオー!」も届きますし,
「こんばんは^^」のような挨拶の「アッオー!」も届きます。
「どんだけ「アッオー!」言うねん!」とごちゃごちゃ,あたふた,しましたが,
楽しい思い出です。
なお,この記事を書きながらなんとなく「ICQ」をGoogle検索してみたら,
なんと,今でもサービスを継続中のようです!
iOS版やAndroid版もあるんですね。
去年「まぐまぐ」が新規上場したときも驚きましたけど,
ICQがまだ健在というのは,なんだかめっちゃうれしいです。
あ,「まぐまぐ」というのはメルマガ配信のサービスで,当サイト管理人も当時めっちゃ使っていました。
なんと今でも変わらずICQの通知音は「アッオー!」のままなのだそうです。
ICQはイスラエルの会社が運営していたんですね。
使っていた当時は知らなかったです。
久しぶりに「アッオー!」を聞いてみたくなりました。
23時はICQでの交流だけでなく,日中メールサーバーに届いていたメールの受信と返信,Webサイトや掲示板,チャットルームの巡回,テレホーダイ時間帯に活動する知り合いから届くメールやICQメッセージのやりとりなど,「23時」というのは1日の中で最も忙しく,最も充実した時間でした。
自身のWebサイト『ピアノコンクールへ行こう!』の名称を『ピアノバカへの道』と改めたことをきっかけに,
『ピアノバカBBS』を設置。
これがピアノマニアが集まる場所になり,多い日では1日に100件の書き込みをいただくようになりました。
どれもこれもディープでマニアックな書き込みばかり。
この掲示板の書き込みに目を通すだけでも大変でしたが,
普通に生活しているだけでは決して出会えなかったようなマニアな方たちと知り合うことができました。
普通に生活しているだけでは決して知ることのなかった作曲家や作品と出会うことができました。
このときに出会った,アルカンやゴドフスキの作品は,今でも人生の宝となっています。
「超絶技巧的ピアノ編曲の世界」という巨大サイトと,このサイトを作成・運営されていた方との出会いは,人生を変えたといっても過言ではないです。
ピアノ音楽,クラシック音楽の世界が,こんなにも広く深いものであったのだと知ることができました。
さらには,尊敬するピアニストとの出会いもありました。
尊敬をこめて「師匠」とお呼びしていました。
当時は長年,自己流で好き勝手にピアノを続けており,
いかに速く弾くか,いかに大音量を出すか,いかに伝統を破壊した個性的な演奏をするか,そんなことばかり考えて粗暴なピアノ演奏をしていました。
「師匠」の指導方法は素晴らしく,「師匠」の言葉は常に科学的で理論的,自然なピアノの弾き方を丁寧に指導くださいました。
- テンポを一定に保つ
- アーティキュレーションの自然な奏法
- デュナーミクの自演な奏法
などを身につけることができたのは「師匠」のおかげです。
バッハの平均律や,ベートーヴェンのソナタに真正面から取り組んで勉強することができました。
「師匠」は知識量も凄まじく,作曲家や作品,演奏家や録音など,膨大な量の情報をいただきました。
現代音楽の楽譜や演奏もたくさん紹介いただきました。
しだいに仕事が忙しくなり,インターネットに接続する頻度も時間も減っていきました。
「超絶技巧的ピアノ編曲の世界」は2002年に閉鎖され(ショックでした),「師匠」のレッスンにも行かなくなり,
今では,当時仲良くしていただいていた方々とはすっかり疎遠になってしまいました。
皆さん,今はどうされているんでしょうね・・・
「ピアノバカへの道」も思い出したときに何回か更新をするだけで,
ネット上に放置しているだけの存在になってしまいました。
それでも,ほぼ毎日ピアノを触る習慣だけはなくなることがなく,
これはこの当時出会った方たちのおかげだと思っています。
ふとしたキッカケで2020年にワードプレスで記事を書き始めたのですが,
これが,なんとも面白い。
「ピアノバカへの道」は2003年から2016年まで実に13年も放置していました。
2016年に,サイト運営を再開しようと思い立って,古くなったコンテンツを整理してネット上からは削除。
その後,結局は更新が滞り,今では「ピアノバカへの道」は中身がスカスカの状態で放置されています。
更新が滞ってしまった最大の原因は,サイトの更新に時間がかかることでした。
元々テキストエディタ(メモ帳みたいなやつ)でHTMLを直接書いて作ったサイトです。
その後,ネットスケープ(懐かしい!)でサイトの作成・更新をしていました。
2016年のサイト再開示にはホームページビルダーでサイトを作成・更新しようとしたのですが,
13年も前の古い文法で作られたWebページを,最新のアプリで編集するのは無理がありました。
例えるなら,一太郎で作られた文書をワードで編集するような感じでしょうか?
既存のWebページを1ページずつ,時間をかけてHTMLを記述し直すしかなく,
既存のコンテンツを記述し直すことに疲れ,
結局はトップページといくつかのページを作り直しただけで更新をやめてしまいました。
ところが!ワードプレスでの記事作成はメチャクチャ簡単です!
これは,無料のテーマCocoonのおかげです。
サイトを作成するのが信じられないぐらい簡単で,
「こんなことをしてみたい」と思ったら,簡単に実現できます。
「どうやったらできるんだろう」と悩むことがないので,
技術的なことに頭を悩ませることなく,記事作成に集中できます。
「こんなことができるかもしれない」「あんなことをやってみたい」と,
インターネット黎明期に「ピアノコンクールへ行こう!」を立ち上げときの,
あの興奮と感動が蘇ります。
今は,日々の記事作成が楽しくて仕方ありません。
しかし,以前よりもパソコンに向かってキーボードを触っている時間が増え,
ちょっとした悩みができました。

最近,腰が痛いかも・・・
そう思っていると,PCの画面上にチラチラとゲーミングチェアの広告が目に入るようになってきました。
Googleアドセンスの的確な広告表示には頭が下がります。
閲覧しているユーザーの潜在的なニーズを刺激してきます。
というわけで・・・
ゲーミングチェアを買いました!
ということで,ゲーミングチェアを買いました!
↓↓買ったのはコレ
ゲーミングチェアを選ぶにあたってこだわったのは,
ネット上で色々探してたどり着いたのが,上記のゲーミングチェアでした。
ゲーミングチェアが届いた!そして組み立てた!
ゲーミングチェアが届いた!
梱包は予想外にコンパクト

予想以上にコンパクトに梱包されていました。
幅76cm×奥行56cm×高さ30cm。
自室が狭いので,リビングで組み立てるしかないかな?と思っていましたが,この大きさなら問題なし。
重さは約20kgで,玄関から自室まで運ぶのは結構大変でした。
箱を開封!

緩衝材なども豊富に使われて,しっかり梱包されていました。
組み立て前に部品を確認!

組み立ててしまうと返品が困難になります。
組み立てる前に部品が揃っているかを確認するのは基本ですね。
中身を全部出してみた!

新しく買った棚とかイスとか,組み立てる瞬間はわくわくします。
ネジ類の梱包状態が秀逸!

ネジ類が番号付けられて丁寧に梱包されています。
個数に不足がないか,ひと目で確認できます。
こういった商品は,ネジ類が小袋に入れられて梱包されていることがありますが,
その場合は,小袋を開封しないと中身が確認できないことがよくあります。
ネジ類の梱包というちょっとしたところに,購入者への気遣いが感じられます。

組み立ての説明書と,ネジ類が番号で紐付けられているので,
迷うことなく,正しいネジ類がどれなのかわかります。
これは大変便利でした。

裏面は厚紙でできていて,使う部品の裏側をカッターなどで破り取ると,その時々に使う部品だけ取り出すことができます。
後で使う部品はしっかりと梱包されたままなので,散らばったりなくなったりしません。
こういうちょっとした工夫は,大変ありがたいです。
組み立てていこう!
レッグフレームにキャスターを取り付ける

グッと押し込むのですが,力をいれにくい形状なので,コツをつかむまでは取り付けが難しかったです。
シリンダーを差し込む

差し込むだけ。簡単です。
座面にブラケットを取り付ける

座面を裏返してブラケットを取り付けます。
背面に金具を取り付ける

背面を裏返して金具を取り付けます。
座面をシリンダーに取り付ける

座面を上から載せるだけ。簡単です。
座面に背面を取り付ける


だんだんと完成に近づいてきました。
アームレストとヘッドレスト,ランバーサポートを取り付けて完成!

格安だったけど安っぽさはない

組み立て終わりました!
税込12,999円という激安ゲーミングチェアでしたが,
見た目も肌触りもチープ感はありません。

写真を加工してかっこ良くしてみた。

フットレストを出して,リクライニングを最大にした状態です。

当サイト管理人は身長が172cmですが,体を思い切り伸ばして寝ることができます。
女性など,もう少し身長が低い方だと,フットレストに足が届かないかもしれません。
身長が175~180cmぐらいの方に丁度いいサイズかも。
座り心地は,値段を考えると十分すぎるぐらい。
間違いなくお買い得なゲーミングチェアでした。
唯一チープ感が否めないのは,リクライニングするとき。
動きがぎこちなく,ぎしぎしと嫌な音がして,スムーズにリクライニングできません。
リクライングをもとに戻すときが要注意で,
気をつけないと,思いがけない勢いで跳ね戻ってきます。
小さいお子さんが座っているときなどは,目を離さないほうが良いと思います。
本当はグレードの高いゲーミングチェアがほしかった
値段を抑えるため,本当はほしかったけど我慢した機能がいくつかあります。
5万円前後まで費用を出しても良いなら,格段にグレードの高いゲーミングチェアが購入できます。
アームレストの高さ調節
今回購入したゲーミングチェアはアームレストが完全固定で,高さや向きの調節ができません。
キーボードを使うとき,タブレットを使ったり読書をするとき,リラックスするとき,その時々で本当はアームレストの高さや向きを変えたいところです。
グレードの高いゲーミングチェアではアームレストが上下に昇降するだけでなく,左右に向きが回転したり,前後や左右にスライドしたりと,快適な位置や向きに自由に動かすことができます。
ロッキング機能(ゆりかご機能)
グレードの高いゲーミングチェアは,ロック解除することでロッキングチェアのように前後にゆらすことができます。
数秒間,ちょっと一息つきたいときに,わざわざリクライニングをするのは面倒なので,
ゆりかご機能は本当はほしい機能です。
グレードの高いゲーミングチェアは,ロッキングのゆれ具合の強弱も調整できます。
↓↓最後まで購入を迷ったゲーミングチェア
迷いに迷ったあげく,今回は値段の安さに軍配が上がりました。
間違いなくコストパフォーマンスの高いゲーミングチェアだったので,満足はしていますが,
それでも,やっぱりグレードの高いゲーミングチェアを買っておくべきだったか?と,ほんの少しの後悔もあります。
今回は以上です!